来世への手紙

満員の電車で暖をとる 寒い 寒い
枯れ果てた落ち葉が 泣き叫ぶ 痛い 痛い

生きろ 生きろ なんで?

生きていく意味なんて 明日の予定があるだけ たいそうな理由なんてない
自分で選んだ明日だって 惰性で続ける明日だって 生きることに代わりはない
それでも 怖い 怖い
死ぬのは 怖い 怖い


朝 目が覚めた 安心して cry cry
夜 明日の朝が 信じられず 眠い 眠い

失った数だけ 強くなると言うなら 僕は弱いままでいいよ
慣れてしまうのかな 失う悲しみも それを強さと履き違えて
喋るな 嫌い 嫌い
分からない 未来 未来
明るい 世界 世界
片隅 暗い 暗い


この命が朽ちた時 それはつまり物語が完結したと言うことだ
どんなに唐突な終わりだろうと どんなに不格好な最後だろうと
閉じられた本の中は書き換えられない だんだんと内容も不鮮明になっていく
そんな本でも誰かの支えに こんな人生でも誰の助けになれたら


どうか みんな 生きて

生きていく意味なんて 誰かになすりつけ それでも朝日を見ようよ
眠れない君にも 眩しく映るだろう それだけが理由でいいよ
あなたが 居ない 居ない
世界は 狭い 狭い
本当は 見たい 見たい
一緒に 未来 未来

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